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鉄道に於けるコストダウンの一つの手段
近年、あらゆる手段でコストダウンが行われておりますが
鉄道業界でも、それは課題の一つです。
最近は、乗り入れ先の会社同士やグループ会社内にて
はたまた、車両製造会社の規格に合わせて車両を導入したりと
車両の基本的な共通化で、コストダウンを行う所も増えております。

今回は、東京メトロ東西線と東葉高速鉄道の場合です。
元々、東葉高速鉄道は開業時、東京メトロ東西線の5000系を譲り受け
1000形として導入し営業してきました。
そういう意味では、新車導入時以前から、部品的なものや
メンテナンス等で規格の共通化は既に出来上がっていた感は強いのですが
東西線側の保安装置の新型化等の事情により東葉高速側でも
新車の導入が是非となったわけですが、経済情報等で時折取り上げられている様に
東葉高速では、経営状態はお世辞にも芳しくありません。
第三セクターとしての、県や市の補助があるからこそ保たれている感が強いです。

そこで、乗り入れ相手である東京メトロ東西線にて導入中の05系と
同一規格の車両を導入する運びとなりました。

画像は05系9次車です。本来、東葉車は13次車をベースにしているので
13次車の画像があれば良かったのですが、まぁ9次車でも
細部以外は基本的に同一なのでコレで(滝汗)
鉄道に於けるコストダウンの一つの手段_f0056081_13155074.jpg

東京メトロ東西線05系      05-029編成     東葉高速鉄道村上駅
そしてこちらが東葉高速の2000系です。
鉄道に於けるコストダウンの一つの手段_f0056081_13161056.jpg

東葉高速鉄道2000系      2002編成        東葉高速鉄道村上駅
パっと見は、東西線の05系と色違いな物にしか見えませんね。

実際には、車内の配色見附等、差異はあるものの、
基本的はそれも色違いなだけで、使用するマテリアルは同一です。
そうして共通化を行う事で、出来るだけ製造コストを抑える事が可能になります。
車両を同一規格にすると言う事は、部品供給も含め
メンテナンス方法も共通化出来るという事もあり
車両本体以外の面でもコストの削減が可能となる訳です。

千葉エリアでは、このような見た目色違い的なものが
もう一つ存在しており、これは京成グループとなりますが
これはまた近日中に投稿したいと思います。

さて、一つ下の記事の画像はこのホームから撮ったものでした(^^)

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by wonderfulscarlet | 2006-07-21 19:25 | 乗り物(鉄道)


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