日産が所有する日産ディーゼルの株がボルボに売却される事になり
日産ディーゼルの筆頭株主がボルボに変わる訳ですが
これは、これまでの流れからすれば成るべくして成った感じに思えます。
日産の親会社的存在である、ルノーのトラック部門である
ルノートラックはボルボ傘下にあるものの、
ルノーブランドの一員的存在として残っていますし(ボルボ傘下ではありますが)
この状況から考えた場合、ルノーの支配下にある日産傘下の日産ディーゼルが
ボルボに売却されるとなる今回の件は自然な流れのように思えます。
これはある意味ルノー、日産両社のトラック部門を
ボルボトラックが統括管理している感じです。
ブランド消滅という事もなく、売り飛ばされたというマイナスイメージも最小限
そして、こう成る前から商品を相互補完する提携関係にあるということで
全てがスムーズに移行して行く理想的なものになりそうです。
川崎市交通局S-4011 日産ディーゼル KL-UA452KAN改 川崎駅前
その昔、日産のもつ日産ディーゼル株はダイムラークライスラーに売却予定でした。
もし、日産ディーゼルが現在ダイムラークライスラー傘下であった場合は
ここまで安定した会社になっていなかった様に思います。
今回の出来事により、国内の販売やラインアップに影響が出る事はなさそうですが
日デ自慢の尿素技術はボルボトラックの販売力で世界に広がる可能性はあります。
世界でも「おしっこ」呼ばわりされたらそれはそれで面白いと思いますが(汗)